たとえばかみ合わせ一つにしても、ほとんどの医院では診察台に横になったまま、赤い紙や青い紙をカチカチ咬んで、噛みあわせを診ると思います。でもそれは非常にこわいことです。 寝ている状態ではあごが多少下がりますから、起きた状態とかみ合わせが違います。寝た状態だけではなく、起き上がった状態でも咬み合わせを確認しないと、絶対にずれてしまいます。その些細な手間を惜しんで治療を終えてしまっては、違和感が出たり、かみ合わせが合わなかったりするのは当たり前のことなのです。
かみ合わせのこわさは、違和感やかみ合わせが合わないことだけではなく、全身のゆがみや、肩こりや頭痛などのさまざまな不定愁訴にも関係していることです。どの体勢でもかみ合わせが合うように、歯科医が細心の注意を払うのは当然のことと考えています。
私は常識にしばられて小さい仕事はしたくない。常識ほど疑わしいものはないと思っています。あなたの健康や口の問題をとことん診るのが私の仕事でありやりがいです。患者さんの考えや主張を医者の常識でねじ伏せるのではなく、自分の診断や技術、態度を省みて、常に前進する姿勢を貫くのが本当のプロだと考えています。